シニア犬の体重管理、
フードでできること・できないこと
監修:佐藤あかり(ペット栄養管理士)
2026年7月9日公開・編集部
この記事の結論(3行)
①シニアの体重増加はまず「量の再計算」から。フード変更はその次 ②急な体重の増減は病気のサインのことがあり、ダイエットより受診が先 ③減量ペースは1週間に体重の1〜2%まで。急がないことが結局近道
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7歳からの体重が増えやすい理由
シニア期の体重増加の主因は、多くの場合とてもシンプルです。活動量が落ちて必要カロリーが減ったのに、食事の量が若い頃のまま、というカロリー収支のずれです。
「シニアフードに替えるべきか」の前に、今のフードのまま量を計算し直すのが最初の一歩です。給餌量計算機で体重・避妊去勢の有無から目安を出し、実際に与えている量(おやつ込み)と比べてみてください。
フードでできるのは「量と密度の調整」
量を減らすと物足りなさが出る子には、低脂肪・低カロリー設計への切り替えが選択肢になります。同じかさで摂取カロリーを下げられるため、「食べる楽しみ」を削りにくいのが利点です。
選ぶときは、粗脂肪の値と100gあたりカロリーを比較します。「シニア用」という表示だけでは中身は分かりません。実際、シニア用と書かれていてもカロリーが標準的な製品はあります。
減量ペースは1週間に体重の1〜2%までが目安です。それより速い減量は筋肉量を落とし、シニアにはむしろ負担になります。
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フードではどうにもならないケース
食事を変えていないのに急に太る・痩せる場合は、甲状腺機能低下症などの病気が隠れていることがあります。水を飲む量が増えた、毛が薄くなったなどの変化を伴うなら、フードの調整ではなく受診してください。
また、関節の痛みで動かなくなった結果として太る、という循環もあります。この場合は痛みへの対処が先で、フードは補助です。体重管理の相談では「なぜ増えたのか」の切り分けから一緒に整理させてください。